為替相場動向

 福島原発への懸念受け円買い優勢に
 福島原発事故の国際評価尺度が最悪のレベル7に引き上げられたこと、日本で大きな余震が相次いだことなどが嫌気されリスク回避の動きが強まった。ドル円は損失確定のドル売りオーダーを巻き込みながら一時83円48銭まで下落、ユーロ円も120円16銭まで連れ安となった。欧州勢参入後は一転して、ドル円・クロス円で買い戻し優勢の展開となり、ドル円は一時84円43銭まで上昇。ユーロ円は121円台後半まで反発してクローズとなった。
 海外時間序盤は、温家宝中国首相の発言を受けユーロ買い優勢の展開。ユーロドルは約1年3ヶ月ぶりの水準となる1.45ドル台まで上昇。ユーロ円も122円26銭まで連れ高となった。NY時間は、福島原発事故の影響等でNY株式市場が下落して始まり、再びリスク回避の動きが強まった。ドル円は一時83円52銭まで円買いが進み、ユーロ円も120円84銭まで値を下げた。その後はドル円は83円台後半、ユーロ円は121円台での取引が続いた。



 各市場でリスク回避の動き継続か
 株式市場、商品市場が大きく下落するなどリスク回避の動きが強まっている。両市場とも直近上昇幅を考えると続落余地は大きく、リスク回避の動きが続き、ドル円・ユーロ円の上値も重い展開か。

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